卵子凍結と体外受精治療成功のための「卵子凍結」3つの“A”要素
近年、晩婚・晩産の女性がますます増えています。
多くの女性がリプロダクティブ・オートノミー、生殖に関する自己決定意識の高まりにより、人生設計の中に「卵子凍結治療」という選択肢を加えるようになっています。
また、体外受精治療のサポートが必要になる方もいます。
孕医の看護相談師 陳冠茹 は、三つの「A」を整理しました。
AGE 年齢、AMH 卵巣予備能指標、AFC 胞状卵胞数です。
卵子凍結や体外受精治療を考え始めた女性の皆さまに、卵子凍結および体外受精治療の成功に関わる三つの「A」要素をより理解していただくための内容です。
AGE:理想的な年齢
女性が卵子を凍結する時の年齢は、将来、無事に生児を得られるかどうかに大きく関わる重要な要素です。
年齢が上がるにつれて卵子の質は低下し、胚の染色体異常率が高くなります。
その結果、胎児の生児獲得率は低下します。
欧州および米国の生殖医学会の研究文献によると、各年齢層で成熟卵子を20個凍結した場合、将来解凍卵子による生児獲得率は以下の通りです。
・35歳未満:80〜90%
・36〜37歳:70%
・40〜41歳:40%
・44歳以上:10%
Anti-Mullerian Hormone、AMH、抗ミュラー管ホルモン:卵巣予備能指標
AMH は卵巣内の小さな卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣内に残っている卵胞の量を評価する指標として用いられます。
数値が高いほど、卵巣予備能が比較的十分であることを示します。
排卵誘発注射を行った後、採取できる卵子の数も多くなる可能性があります。
AMH ng/ml 参考値:
・1.7〜5:35歳未満の正常値。
・1.2 未満:卵巣早期不全のリスクがある可能性があり、治療時の卵巣反応が低いことがあります。
・5 超:多嚢胞性卵巣症候群が疑われ、月経不順を伴うことがあります。
Antral Follicle Count、AFC:十分な胞状卵胞数
月経周期2日目または3日目に経腟超音波検査で胞状卵胞数を確認します。
これにより、その治療周期で採取できる可能性のある卵子数を予測できます。
そのため、十分な胞状卵胞数があることは妊娠率向上につながる可能性があります。
研究統計によると、一般的に 75% の確率で1人の生児を得るために推奨される凍結卵子数は以下の通りです。
・35歳未満:10〜15個
・35〜39歳:15〜20個
・40〜41歳:30〜40個
・42歳以上:61個
以上のデータから、若いうちに卵子凍結を行うほど、成功して生児を得るために必要な凍結卵子数は少なくて済むことが分かります。
三つの「A」は、卵子凍結の成功を左右する重要な要素です。
孕医生殖センターでは、卵子凍結を行う女性に対して、全員に同じ薬剤や同じ用量を使用するわけではありません。
治療に入る方の AGE、AMH、AFC に基づいてカウンセリングを行い、排卵誘発注射の種類と用量を決定します。
さらに、トリガー注射を行うタイミングも精密に判断します。
採卵の過程では、当院では全例で Double lumen の二重腔採卵針を使用しています。
繰り返し洗浄・吸引を行うことで、貴重な卵子を一つも取り逃がさないよう努めています。
一度の採卵で最大限かつ十分な数の成熟卵子を得て凍結することで、できる限り一回で完了させ、繰り返し採卵することによる大きな費用負担を減らすことを目指しています。
孕医生殖センターへお気軽にご相談ください。
あなたのための「個別化」卵子凍結治療を手配いたします。
参考資料:台湾生殖医学会 卵子凍結ガイドライン 2018
孕医は皆さまの願いが叶うことを心よりお祈りしています!
